手術後初となる公の場への登場
肺がんの手術を受けてから5日後となる2026年10月18日(日)の昼(バチカン時間)、71歳の教皇レオ14世が術後初めて公の場に姿を現しました。サン・ピエトロ広場を見渡す使徒宮殿のバルコニーから、拍手や歌で出迎えた数千人の信徒らを前に、毎週恒例のお告げの祈り(アンジェラス)を主導しました。
教皇は力強くはっきりとした声で、入院中に祈りを捧げてくれたすべての人々に感謝の意を伝えました。「皆様の支えを心から実感しました。ありがとう!」と述べ、手術が行われたローマのジェメッリ病院の医師、看護師、そして全スタッフに対しても特別な謝意を表しました。
今回の登場は、2026年10月17日(土)に退院してから24時間未満でのことでした。当初、医療チームが見込んでいた約1週間の入院期間よりも早い退院となりました。教皇は病院を離れる際、英語で記者に対し、体調ははるかに良くなっていると言葉をかけていました。

闘病の経験がもたらした苦しむ人々への共感
挨拶の中で、教皇レオ14世は自らの闘病経験から深い教訓を得たと述べました。「この経験を通して、病気や衰えを抱えるすべての人々に深い親近感を覚えるようになりました」と信徒らを前に語り、「繊細な時期は過ぎましたので、神の助けと皆様の祈りによって、活動を段階的に再開してまいります。改めて感謝申し上げます」と述べました。
お告げの祈りに先立つ黙想で、教皇は「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい」というイエスの最もよく知られた教えを引用しました。そして、妥協することなく、盲従的な恐れや偽善から解放され、善行を行う自由を持って生きるよう信徒たちに呼びかけました。
経緯:10月13日の手術と腺がんの診断
2026年10月13日(火)、教皇はジェメッリ病院で右肺下葉を切除する手術を受けました。その後の組織検査により、最も一般的な肺がんの種類である腺がん(アデノカルチノーマ)の診断が確定しました。バチカンは、手術は計画通り予定通りに進み、成功裏に終了したと発表しました。
教皇は定期健康診断において医師団が肺に局所的な小さな結節を発見した後、2026年10月11日(日)に自ら手術の予定を発表していました。教皇は良好な健康状態として知られていたため、火曜日の癌診断の知らせはバチカンおよびカトリック世界に驚きを与えました。
今後の予定:公務は一部中止、中南米歴訪は予定通り実施
バチカンは回復の時間を確保するため、2026年10月21日(水)までの教皇の公式日程をすべて取り消しました。一方で、ウルグアイ、アルゼンチン、ペルーを巡る11月6日〜17日の使徒的司牧訪問(中南米歴訪)は予定通り実施されると発表されました。
教皇の執刀医であるステファノ・マルガリトーラ教授はバチカン・ニュースに対し、歴訪を中止すべき臨床的な理由はないと述べました。教皇レオ14世は過去にペルーで宣教師および司教として長年奉仕した経験があり、今回の行程には海抜約3,350メートルに位置するクスコへの訪問も含まれています。










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