東カリマンタン州政府、副官の非を認める

東カリマンタン州知事情報・公共コミュニケーション分野専門家チームのスダルノ氏は、ルディ・マスウド知事の副官がサマリンダGMNI(インドネシア国家学生運動)のデモ参加者に対して行った身体的接触について、正当化できない行為であると認めた。また、アスキという名の副官が事件の事実関係を認め、謝罪したことも明らかにした。

スダルノ氏は2026年10月20日(火)のDetikcomの取材に対し、「知事副官のアスキによる身体的接触は正当化できない。擁護する余地はない」と語った。「本人にも先ほど確認を取り、今回の件について謝罪している」。

東カリマンタン州知事ルディ・マスウド氏の副官とサマリンダGMNIデモ参加者の間で起きたこのトラブルは、2026年10月19日(月)にその映像がソーシャルメディア上で拡散され、強い非難を呼んでいた。

ヌルル・ムクミニン・モスクでの経緯

日没前(マグリブ前)のこの出来事は、ルディ知事がサマリンダの東カリマンタン州知事公邸敷地内にあるヌルル・ムクミニン・モスクへ礼拝に向かおうとした際、群衆が森林・原野火災(カルフトラ)対策を求める抗議デモを行っていた最中に発生した。

拡散された映像では、アスキ副官が知事のモスク入りに同行する際、撮影に使われていたスマートフォンにぶつかって落下させる様子が映っている。その後、副官はある青年に詰め寄り、小競り合いとなって口論へと発展した。スダルノ氏によれば、この衝突の中で女性デモ参加者1名も身体的接触を受けたとされている。

スダルノ氏によると、副官との衝突が起きる前に、知事がモスクの敷地内に入った時点でデモ隊が知事を取り囲み、デモ参加者から野次が飛ばされていたという。

森林・原野火災への対応を求めるGMNIの抗議行動

サマリンダGMNIのデモ隊は夕方から抗議活動を展開していた。スダルノ氏が集めた情報によると、知事の日程が過密だったため、デモ隊はまだ知事と直接面会できていなかった。

デモ隊は街頭に繰り出し、国家指導体制の評価や、森林・原野火災の災害対策における東カリマンタン州政府の実効的な行動を求めていた。抗議活動中、集団は集合場所および解散場所となっていたモスク周辺にとどまっていた。

「双方ともに非があった」

デモ参加者らの行動を批判しつつも、スダルノ氏はそれがアスキ副官の身体的接触を正当化するものではないと改めて強調した。同氏は、抗議活動の場所が礼拝の場であるモスク周辺であった点も考慮されるべきだと指摘した。

またスダルノ氏は、モスク周辺という場所で動画を撮影しながら知事を取り囲み、野次を飛ばしたデモ側の行動も不適切であったと評した。この出来事は双方の行動を照らし合わせて検証されるべきだとの見解を示した。

客観的かつ公平に評価するならば、双方に非があったとスダルノ氏は述べている。