ボゴール03系統の乗合バス動画が拡散

乗合バス(アンコット)の乗客に金銭を強要する様子を映した動画がソーシャルメディア上で拡散され、ボゴール市警察犯罪捜査局は路上演奏者の男(25、イニシャルAL)を拘禁した。事件は2026年10月18日(日)の夕方、BTM発ボゴール駅行きの03系統の乗合バス内で発生した。

拡散された動画には、ALが歌い終えた後に6人の乗客へ6枚の封筒を配る様子が映っていた。男は金を入れた封筒を回収する際、威嚇とみられる鋭い視線で乗客らを睨みつけていた。また、撮影されることを拒み、動画を撮影していたザーラさん(22)を咎める姿も見られた。

同日夜に逮捕

ボゴール市警察広報課のイマム副警部補は、動画が広く拡散された直後の18日夜、ボゴール市カプテン・ムスリハット通りの広場周辺でALを拘禁したことを確認した。19日(月)に報道陣の取材に応じ、「被疑者はボゴール市警察犯罪捜査局によって身柄を確保された」と明らかにした。

イマム副警部補によると、金を入れた封筒の回収を迫る行為は乗客に不快感や恐怖を与えていたという。拘禁時、ALは素直に応じ、食事代を得るための犯行だったと供述している。

この短い動画は各種SNSで急速に広まり、ネットユーザーの怒りを呼んだ。乗合バスのような狭い公共空間で強引に金を要求する行為は、単なる路上演奏ではなく恐喝に該当するとの指摘が多く上がった。また、警察への通報の証拠として動画を勇気をもって撮影したザーラさんを称賛する声も寄せられた。

社会問題局および公安警察による指導へ

警察は、ALに対する指導・更生に向けて社会問題局(Dinsos)や公共秩序維持部隊(サトポールPP)と連携する意向を示した。今回の事件は、生活の糧である一方で公共交通機関の安全と快適性を損なうリスクを孕み、乗客の不安要因となっている路上演奏者の問題を再び浮き彫りにした。

ボゴール市警察は、治安や秩序を乱す恐れのある事象が発生した際には、迅速に対処できるよう積極的な通報を市民に呼びかけている。

乗合バス内で乗客に強要する演奏者の存在は、ボゴール市では珍しくない。運輸局と警察はこれまでも取締りを重ねてきたが、同様の事案が後を絶たないのが現状である。警察は、今回の厳正な対処が見せしめとなる抑止効果を生むとともに、本人がより適切な仕事に就くための更生につながることを期待している。