夜明けの空に浮かぶ巨大クラゲ
米国東部の住民は10月13日(火)の早朝、稀な光景を目にした。夜明けの空には巨大な雲が浮かび上がり、水母のような姿で輝いていた。この「スペース・ジェリーフィッシュ」と呼ばれる現象は、その写真がソーシャルメディア上で広く拡散されたことで瞬く間に話題となった。
謎の光源は、フロリダ州ケープカナベラル空軍宇宙基地のスペース・ローンチ・コンプレックス40から現地時間午前6時33分に打ち上げられたSpaceXのファルコン9ロケットに由来することが判明した。このロケットは、NASA向け商業貨物配送ミッション第35回目となるCRS-35でドラゴンカプセルを搭載していた。
宇宙ステーションへの貨物ミッション
ドラゴンカプセルは、国際宇宙ステーション(ISS)に向けて、約6,300ポンド(2,860キログラム)の機器、物資、科学実験などの貨物を運搬した。その貨物の一部には、人工網膜を構築するためのハードウェアが含まれていた。
その発光雲は、フロリダ州、ジョージア州、カロライナ州、ケンタッキー州、ミシシッピ州からペンシルベニア州に至るまで多くの地域で目撃された。ゲティイメージズのフォトグラファー、ギャリー・ハーショーン氏は、マンハッタンの上空を通過する際にワン・ワールド・トレードセンターのそばを通りかかったニュージャージー州ホーボケンからもこれを撮影した。
ロケットの第一段階ブースターは、打ち上げ直後にランディングゾーン40への再着陸に成功した。一方、ドラゴンカプセルは10月15日に国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングが予定されている。
NASAによる現象の説明
NASAは、スペースジェリーフィッシュ現象が太陽の昇る直前または沈む直後の適切なタイミングで発生することを説明している。ロケットが薄い大気圏へ上昇する際、その排気ガスはロケット本体よりもはるかに広く膨張する。
地上の観測者はまだ暗闇の中にいるものの、高空にある排気管はすでに直射日光を浴びていた。膨張する排気ガスは暗い空を背景に明るく輝き、薄い「触手」を備えた水母のような光る塊を形成した。
同様の現象は実際には新しいものではなく、UFOやミサイル攻撃と誤認されパニックを引き起こしたこともあった。NASAはこのような瞬間を、「宇宙飛行が探査や科学だけでなく、空を見上げる人々の誰にとっても畏敬の念を抱かせるものであるという reminder(思い出)である」と表現している。








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