無償給食の摂取後に児童ら数十名が体調不良を訴える
チルボン市ハルジャムクティ郡カリジャガ村で2026年10月20日(火)、無償栄養給食(MBG)プログラムの食事を口にした幼稚園児、小学生、幼児、教員ら数十名が食中毒とみられる症状を訴え、同事業の安全管理に注目が集まっている。被害者の多くは、朝に配給された食事を摂取してから数時間後に吐き気、嘔吐、下痢、呼吸困難などを発症した。
被害者はトラタイ幼稚園、カリジャガ第2公立小学校、プレイグループ(Kober)、託児所(TPA/daycare)など複数の教育・保育施設にまたがっている。午後3時(WIB)頃、迎えに訪れた保護者らが学校現場の異常と不安に包まれた様子に気づき、騒ぎが広がった。

救急外来が満床、別病院へ転院搬送
チルボン市のシロアム・プトラ・バハギア病院では、火曜日の夕方にかけて保護者に付き添われた児童らが次々と来院した。救急処置を要する児童が殺到したため、同病院の救急外来(IGD)は患者で溢れかえった。
現場の記者によると「救急外来が満床となったため、新たに到着した児童はチレマイ陸軍病院(RST Ciremai)へ搬送されている」という。ある保護者は「廊下にまで患者が溢れるほど非常に多かった」と処置を受ける人数の多さを証言した。
保護者のドニー・アルマンドさんは、帰宅後に子どもが腹痛を訴え始めたとし、「吐き気や嘔吐、下痢を起こした。スープとうずらの卵を食べたと言っていた」と話す。その後病院へ連れて行ったところ、他校の児童らも同様に保護者と来院している光景を目にしたという。
当日のメニューと原因の疑い
収集された情報によると、給食の配給パックは午前8時(WIB)頃に到着し、白米、うずらの卵のスープ、テンペのオレック(甘辛炒め)、キャベツと人参の野菜、リュウガンの果物で構成され、牛乳は含まれていなかった。幼稚園児は午前8時〜8時30分頃に食べ始め、小学生は午前9時45分頃の休憩時間に口にしていた。
複数の児童が提供された料理に異変を感じていたと証言している。一部の園児はうずらの卵のスープから異臭がしたと訴えていた。保護者のアグス・バフティアルさんは、子どもが食べたうずらの卵に酸味があったと訴えたことを明かした。一方で、給食を食べなかった児童らは健康を維持しており、同様の症状は発症していない。
原因究明に向けた調査が進行中
ただし、食品成分のいずれかに問題があったという疑いは現時点では確定していない。火曜夕方までに学校側は関連する政府機関および保健局に事態を通報した。医療従事者と当局者が現場に入り、被害者状況の把握および検査機関での調査に向けた食品サンプルの採取・確保を行った。
今回のチルボンでの出来事は、調理、保管、受給者への配送に至るまで、MBGプログラムにおける厳格な食品安全管理の重要性を改めて浮き彫りにした。なお、政府は食中毒のリスクや配送上の問題を軽減するため、前日にビュッフェ(バイキング)形式によるMBG配布の試行を開始したばかりだった。











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