最新の被害状況と死傷者

現地時間22日夜、チベット自治区北部を襲ったマグニチュード(M)7.0の地震により、少なくとも16人が死亡し、32人が負傷した(中国国営メディア=CNN、NDTV、ロイターが引用)。この公式発表は、ナクチュ(那曲)市の政府関係者の情報として同市メディア部門から伝えられた。

揺れにより339棟の家屋が倒壊したと報告されており、警察や消防などの救助隊は、家を失った住民を収容するための緊急テントの設営を続けている。被害の全容については、現在も現地当局による評価が進められている。

レベルIIの緊急対応を発令

中国地震局は、国内で2番目に高い緊急対応レベルとなる「レベルII」を発令した。国営テレビCCTVの報道によると、鉄道当局は被災地域を通過する列車運行を見合わせている。

本震は現地時間午後10時33分に発生し、震源はナクチュ市の東北東約183〜191キロ、平均標高4,800メートルを超える高原地帯。アメリカ地質調査所(USGS)のデータによると、約45分後にはM5.2の余震が観測された。

2024年1月以来の強い地震

今回の地震は、3人が死亡し数十人が負傷した2024年1月の新疆ウイグル自治区遠隔山岳地帯でのM7.1の地震以来、中国を襲ったものとしては最も強い規模となった。なお、2023年12月には甘粛省積石山県で地震が発生し100人以上が死亡、中国における過去約10年間で最悪の自然災害となっていた。