まず理解を:発熱は病気ではない
発熱は基本的に、感染症と戦うための体の自然な反応であり、それ自体が病気ではない。体温が上昇するのは、脳の体温調節中枢(視床下部)が体内のセットポイントを引き上げ、免疫系が病原体とより最適に戦えるようにするためだ。
子どもの体が熱っぽいと感じたときの第一歩は、体温計で体温を測ることだ。推奨されるのは腋窩(えきか)での測定。体温が38度以上であれば発熱とみなされる。数値だけでなく、子どもの様子にも注意を払うべきだ。元気に動き回っている子どものほうが、体温がそれほど高くなくてもぐったりしている子どもより一般的に安全だ。
温かい湿布を、冷たい湿布ではなく
自宅でできる応急処置は温湿布だ。小さなタオルを温水(冷水や氷水ではない)で濡らし、額、腋窩、鼠径部の内側に10~15分間当てる。温湿布は皮膚の毛穴を開き、体内の熱を蒸発させる。
インドネシア小児科学会(IDAI)は、冷罨法は推奨されないと強調した。悪寒を引き起こし、血管収縮によってかえって体温を上昇させ、子どもを不快にするためだ。アルコールによる罨法も低血糖を引き起こすリスクがあるため避けるべきだ。
液体、衣類、解熱薬
発熱時は汗や呼吸を通じて体内の水分が通常より速く失われる。少量ずつ頻繁に水分を与えることが重要で、白湯、スープの汁、経口補水液、乳児には母乳を与え、排尿回数を水分充足の目安として確認する。薄手の綿素材の衣類を着せ、厚い毛布は避ける。
解熱剤のパラセタモールは、子どもが不快感を示す場合に投与してよいが、体重に応じた用量と医師の指示に従うこと。IDAIは、パラセタモールとイブプロフェンを交互に併用することを推奨していない。より効果的である証拠がなく、用量が混乱するリスクがあるためだ。子どもにアスピリンを与えてはならない。Reye症候群のリスクがあるためだ。
いつ医師を受診すべきか
3カ月未満の乳児に発熱がみられる場合、発熱が3日以上続く場合、体温が40°Cを超える場合、あるいは排尿が少ない、口が乾くなどの脱水の兆候がみられる場合は、直ちに子どもを医師の診察に連れて行くこと。
発熱性けいれん、首の硬直、呼吸困難、押しても消えない発疹、意識低下なども、直ちに医療機関を受診すべき危険信号だ。判断に迷う場合は、医師または最寄りの医療施設に相談すること。






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